マイクロン1社の決算で日経平均が動く時代、これって健全か?

米国株投資

どうも、自営業主兼個人投資家のSHOです。今日はマイクロンの好決算がきっかけで日経平均が3300円超の大幅反発をしたけど、今日はもうちょっと突っ込んで「これって構造的に大丈夫なん?」というテーマで書いてみるわ。

■ 米国の一企業の決算で日本市場が3300円動くおかしさ

落ち着いて考えてみると、これかなり異常な状況やと思うんよな。日本の主要企業ちゃう、米国のマイクロン・テクノロジー1社の決算で日経平均が大きく動いて、アドバンテスト・東京エレクトロン・キオクシアの3銘柄だけで指数を大幅に押し上げる。これはもう「日本市場」というより「半導体セクター指数」に近い動き方やで。

東証の売買シェアの約7割が海外投資家っちゅうのは昔からの構造やけど、ここまで一社のニュースに振られるのは、日経平均自体が値がさ株(株価の高い銘柄)の影響を強く受ける算出方式やからっちゅう面もある。NT倍率(日経平均÷TOPIX)が過去最高水準にあるのも、少数の銘柄に資金が集中しすぎて指数の代表性が崩れかけてるサインやと思うわ。

一方で、これは完全に異常事態とも言いきれん部分もある。半導体ってサプライチェーンが世界中に分散してる業界やから、マイクロンとキオクシアみたいにメモリーで直接競合・連動する企業同士やと、片方の決算が他方の株価に直結するのはある意味自然な現象なんよな。問題はむしろ「個別企業の決算」っちゅうミクロな材料に「指数全体」がここまで連動してしまう脆弱性の方やと思う。

■ キオクシアPER70倍超で「割安」?笑うとこやで

野村アセットのストラテジストが「日本の半導体関連はファンダメンタルズに比べるとまだ割安」ってコメントしてらしいんやけど、キオクシアのPERは70倍超え。

これのどこが割安なんやって普通は思うよな(笑)

ここで言うてる「割安」っちゅうのは、今の利益やなくて「将来の急成長後の利益」を見込んだ目線の話やと思う。メモリー価格が半年で4倍になってるくらいの需給逼迫やから、来期・再来期の予想EPSが跳ね上がる前提で見たら相対的に割安に見える、というロジックや。

あとは半導体セクター内での相対評価、つまり「他の半導体関連よりはまだ買われてない」っちゅう意味合いもありそうやな。

ただ正直、これはバブルの典型的なロジックでもあるで。

「将来の成長を見込んだら今の高PERは正当化される」っちゅうのは、ドットコムバブルの時もよう聞いたセリフや。実際に決算で利益が積み上がってこんと、このロジックは砂上の楼閣になってしまう。
野村自身も「過去レンジに比べてやや割高感が出ている」と認めてるくらいやから、ストラテジストのポジショントークと現実の株価の整合性は健全に疑うべきところやと思うわ。

■ これから半導体の指数への影響度はもっと上がる

短期的には一旦落ち着く場面があっても、構造的な方向としては半導体の影響度はまだ上がっていく可能性が高いと思うわ。理由は3つある。

1つ目、AI・半導体企業の経常利益が2026年度に倍増する見込みで、業績の絶対額自体が指数全体に占める比重をどんどん増やしていく。

2つ目、日経平均の算出方式そのものが値がさ株の影響を強く受ける仕組みやから、SBGや東エレク、アドテストみたいな株価の高い銘柄がさらに上がれば、指数への寄与度は自動的に拡大する。これは制度上の問題で、放置されたら半導体偏重はどんどん強まる構造になっとる。

3つ目、大手ハイテク企業のデータセンター投資自体がまだ拡大フェーズで、当分需要が衰える兆しもなさそうやしな。

一方で気をつけたいのは、NT倍率が過去最高水準にあるのは資金集中が健全な範囲を超えてきてる証拠でもあるっちゅうこと。
歴史的には集中しすぎた後は平均回帰(一部銘柄の反動下落)が来るパターンが多いから、永遠に右肩上がりではないやろう。
半導体サイクル自体が元々ボラティリティの高い業界やから、影響度が増せば増すほど「指数全体の値動きの荒さ」もセットで大きくなる。
一企業の決算で何千円も動くのが「日常」になる可能性は十分あるわ。

■ 自営業者目線でどう向き合うか

ここまで来ると、もう「日経平均=半導体指数」くらいの感覚で見といた方がええ時代に入ってきてるんかもしれん。
最近は指数全体の値動きを追うより、半導体サイクルそのもの(メモリー価格、WSTSの統計、大手ハイテク企業のCapex動向)を直接ウォッチする方が、相場の先行きを掴むには実は近道な気がするわ。
それにしても…メモリーとメモリーカード高くなったなぁ(汗)

ウチみたいな個人投資家・自営業者としては、こういう「期待先行のPER」と「実際のEPS成長」のギャップが広がって、実際の相場の変動幅が高くなっていることを常に考慮して、ノイズに振り回されんようにするしかない。
指数の異常な動きに一喜一憂するんやなく、保有銘柄の業績の実態をしっかり見極めて投資するんが、どんな相場でも変わらん基本やと思うわ。

ほな、また次の記事で。

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