最近相場を見ててAI主導の相場が飽和状態になっているように感じていたら、
最近のニュースを見て気になる数字が出ていたんや。
ガートナー社は2026年の世界AI支出が前年比44%増の2.5兆ドルに達すると予測してる一方で、同じくガートナー社が「2026年を通じて生成AIはハイプサイクルの“幻滅期”にある」と指摘してる。
「支出は過去最高ペースで増えてるのに、幻滅期?」
矛盾してるように見えるけど、これがハイプサイクルの面白いところや。
今日はこの話を、自分の投資戦略(弱者の生存戦略)の視点も絡めて書いてみる。
■ そもそもハイプサイクルって何や
ガートナー社が提唱してる、新しい技術が世間にどう受け入れられていくかのプロセスを示すモデル。
だいたいこの5段階を経る。

1.黎明期:「すごい技術出た!」とアーリーアダプターが騒ぐ
2.過度な期待のピーク:「これで世界変わる」とメディアも投資家も総動員
3.幻滅期(谷):「思ったほど投資効果が出ない」と現実が突き刺さる
4.啓蒙活動期:地に足のついた使い方が定着し始める
5.生産性の安定期:普通の道具として定着、儲ける人だけが残る
で、2026年の生成AIはまさに3番目、谷に向かっとるか、もう片足突っ込んでる状態らしい。
フォレスター社は「AIハイプ期は終了した」とまで言うてる。
AI投資の投資効果を示せた企業はわずか15%、多くの企業はAI予算の25%を2027年に繰り延べてるという調査もある。
■ なんで「支出は増えてる」のに「幻滅期」なんや
ここがポイント。谷に落ちるのは「期待」であって「投資」やない。
ガートナー社の見立てでは、企業がAI単体の大型新規プロジェクトを買うフェーズは終わって、既存のソフトウェアやSaaSにAI機能が標準搭載される形で支出が積み上がっていくフェーズに移ってる。
つまり「AIすごい!」で予算を取ってた時代から、「業務を完遂できるか」という実利ベースの評価軸にシフトしてるわけや。
これ、2000年のドットコムバブルとよう似てる。
「インターネットで全部変わる」で期待が崩壊した後、Google・Amazon・Facebookみたいな本物が生き残って、結局世界は本当に変わった。バブルが弾けたことと、技術そのものが本物やったことは別の話やねん。
■ 弱者の生存戦略としてどう向き合うか
自分がいつも考えてる「弱者の生存戦略」の視点で言うと、ハイプサイクルの谷は実はチャンスでもあるんや。
・お祭り騒ぎが終わって、本質的な価値で勝負する企業だけが残る
・「とりあえずAI」で踊らされる競合が減る → 地味にコツコツ実装してる側が相対的に強くなる。
疾風勁草ー強い逆風の中でこそ本物を見分けられるねん。
投資の話で言えば、谷の時期は「期待や思惑だけで上がってた銘柄」と「本当に利益が出てる中核資産」がふるいにかけられる時期。
今のAI主要株(NVIDIAなど)のPERは、ドットコムバブル末期のシスコ(PER200倍超)と比べたらまだ理性的な水準やという指摘もある一方、著名エコノミストのルチル・シャルマは「過剰投資・過大評価・過剰所有・過剰レバレッジ」の4つの警告サインが揃っとると言うてて、金利上昇が引き金になって崩れる可能性も指摘してる。
つまり「AI技術そのものは本物、でも市場の期待と資金の回り方には無理がある」というのが今の実態に近そうや。
■ まとめ:谷を前提に動く
ハイプサイクルの谷が来るとしたら、やることはシンプルやで。
・期待だけの銘柄から、実際に利益を出してる中核資産へ重心を移す
・三段階利確(2倍・5〜10倍・長期保有)みたいなルールを崩さん
・VIXと長期金利のシグナルが同時に出たら、リスクを落とす準備をしとく
・「幻滅期=終わり」やなくて「啓蒙期への入口」として見る
頂上で踊るんやなくて、谷の底でどの銘柄が本物かを見極めることが大切なんや。
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(参考:Gartner 2026年AI支出予測、Forrester 2026年予測レポート、Ruchir Sharma氏インタビュー 等の報道をもとに構成)


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