【夏枯れのはずが逆行】地政学リスクをぶっちぎった半導体ラリーの話

こんにちは、SHOです。

7月言うたら本来「夏枯れ相場」の入り口や思うてたんやけど、昨日(7/9木)のNY市場、見事にその逆を行きよったわ。地政学リスクが再燃しとる中で、なんでこんな上げ方すんねん、と正直驚いた。今日はその「意外な上げ」の中身を、自分の頭の整理も兼ねて書いとくで。

■ 表向きは「悪材料てんこ盛り」やったのに

昨日の朝方、ホルムズ海峡でまた米・イランの攻撃応酬があったニュースが流れとった。普通に考えたら「リスクオフで株売られる日」や。実際、前日の水曜は地政学リスクを嫌気してダウが576ドル安と結構な下げ幅やった。

ところが木曜の蓋開けてみたら、

・ナスダック +1.30%
・S&P500 +0.81%
・ダウ +0.27%(前日の下げの一部を取り戻す程度)

っちゅう「意外な逆行高」。VIX(恐怖指数)も16台と、まだそこまで跳ねとらん状態やった。

■ 原因は「半導体・AIへの資金シフト」

上げの主因は、はっきり半導体・メモリ関連やった。

・Micronが2035年までに2500億ドルの米国投資計画を発表 → 株価+4〜5%台
・Sandiskが+7.6%〜(日中は12%超まで)爆騰、NANDフラッシュ需要への期待
・SK HynixのADR上場が7倍超の応募倍率という報道も追い風

半導体指数(SOXX/SMH)は+2.5〜5%上昇や。
「地政学リスクより、AI設備投資という物語のほうが強い」っちゅう、ここ最近の相場の性質がモロに出た形やね。

さらに皮肉なんが、原油価格で、地政学リスクが上がったら普通は原油も上がりそうなもんやけど、この日は逆に下落。インフレ懸念が後退して、Fedの利下げ期待にもプラスに働いたっちゅう、ちょっと謎にねじれた反応になっとった。

■ 「夏枯れ」の常識が通用せんくなってきとる

昔から「サマーラリーはあっても、7〜8月は出来高減って動きにくい」いうのが相場の経験則やったと思うんやけど、AIテーマがここまで強い相場やと、季節性より「決算・設備投資計画」のほうが材料として強く効く印象やね。

実際AAII(米個人投資家協会)の弱気強気スプレッドも、前週の-10.9%から-0.9%まで改善しとって、投資家心理はむしろ上向きや。
地政学リスクに対して、市場が「慣れ」というか「鈍感」になってきとる側面もあるんちゃうかな。

■ 気をつけときたいこと

ただし、これは手放しで喜べる話でもない。ある識者は「今の相場の需給の歪みは大きいから、緊張が落ち着いたら逆に下落余地がある」と警告しとった。
悪材料に反応せんくなっとる相場は、裏を返せば「悪材料の蓄積に鈍感になっとる」ちゅうことでもあるから。

自分としては、こういう「地政学リスク無視の上げ」が続く局面こそ、VIXと長期金利のチェックは怠ったらアカンと思うわ。
派手に上がっとる時ほど、静かに次の変化の兆し丹念にを拾っていくのが弱者の生存戦略として大事やと思う。

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