最近マンガを読んで、ふとこのワードが気になってん。
「自然妊娠を1年以内にせな不妊扱いされる」
これ、世間ではもう常識みたいになってへんか?
でもコレ、ちゃんと調べてみたらニュアンスがかなりズレて伝わってることに気づいてしもてん。
■ 元々はただの「目安」やった
WHO(世界保健機関)の定義を見てみると、
「12ヶ月以上、避妊なしで定期的に性交渉しても妊娠せえへん状態」
を不妊症としてる。せやけど、これって「診断名」というより元々は「そろそろ一回検査した方がええんちゃう?」という統計的な目安のラインなんよな。
実際、定期的に性交渉してる夫婦の8割以上は1年以内に自然妊娠してるというデータがあるねん。
つまり「1年で結果が出んかった人」は、何か医学的な要因が隠れてる可能性が平均より上がるから、念のため調べときましょう、くらいの話やったはずやねん。
面白いのはイギリスの例で、昔は「2年」を基準にしてたんやけど、今は具体的な年数を明記せんと「心配なら1年経った時点で相談してや」くらいのユルい表現に変わってる。
■ 伝言ゲームで”目安”が”呪縛”に変わる
これがどう伝わっていくかというと、だいたいこんな感じちゃうかな。
- 医学論文「12ヶ月で評価を推奨」
- 病院の説明「1年経ったら検査した方がいいですよ」
- ネット記事の見出し「1年で妊娠しないと不妊症」
- 本人の頭の中「1年以内に妊娠せな、私は”不妊”や」
「推奨」が知らん間に「診断基準」にすり替わって、さらに「診断」が「烙印」みたいな重みを持ってしまう。
本来は「まだ授かってない状態」くらいのニュートラルな話やったのに、気づいたら人生の判定みたいに受け取ってしまう。
これ、投資でもめっちゃよう見る構造やねん。
■ 投資にも同じ罠がある
「〇年以内に資産〇倍にせな負け組」
「30代で資産1000万ないとヤバい」
こういう”目安”も、元は誰かが「まあこのくらいのペースが平均的やで」って言うただけの統計的な参考値やったはずや。それがいつの間にか「達成せな失敗」という強迫的な締め切りに変換されてしもてるねん。
数字そのものは中立なハズやのに、それを受け取る側のストレスや焦りが、行動を歪めてしまう。
焦って高値掴みしたり、逆に思考停止して身動き取れんくなったり。
不妊のケースでも似たようなことが起きてて、ストレスが排卵や着床に良うない影響与える可能性は医学的にも言われてる。
「1年」という数字のプレッシャーが、逆に妊娠を遠ざける悪循環を生んでる可能性すらあるわけや。
■ 「気にせんでええよ」の方が強いこともある
皮肉な話やけど、イギリス方式みたいに「基準は気にせんでええ、心配なら相談したらええだけ」くらいのスタンスの方が、結果的にポジティブに働くケースも多いんちゃうかな。
投資でも子育てでも仕事でも、「締め切り」や「基準値」を作ること自体は悪ないけど、それに振り回されて本質を見失うんは本末転倒や。
数字は道具であって、判定基準やない。
このスタンス、覚えといて損はないと思うで。
■ 余談やけど、俺の場合はこうやった
実はこれ、他人事やのうて自分の実体験でもあったんや。
結婚1年目の頃、病院で「精子の数が若い人の半分くらいしかないから、妊娠は難しいかもしれん」って先生に言われたことがあるんよ。
普通やったらそこで結構凹むところやと思うけど、俺の場合は「そしたら少数精鋭でいったらんかい!」ってスイッチ入ってもうて。ナッツ類(クルミとか)を毎日食べまくって、できる範囲で体調整えて妊活に励んでみてん。
結果、1年以内に普通に長男が授かった。
医学的に見ても、ナッツ類には亜鉛やオメガ3脂肪酸、ビタミンEなんかの抗酸化物質が豊富に含まれてて、精子の質や運動率にプラスに働くという研究もあるねん。
せやから「量より質で勝負」という意味では、あながち間違った戦略やなかったんかもしれん。
ただそれ以上に大事やったんは、「数字に脅されて委縮する」んやのうて、「よっしゃ対策したろ」ってポジティブに切り替えられたことやったと思うねん。
深刻に捉えすぎるより、できることを見つけて前向きに取り組む方が、結果的にストレスも減って身体にもええ方向に働くんちゃうかな。
不妊治療の数字に振り回されるより、「少数精鋭作戦」くらいの気持ちで向き合う。
これ、地味やけど結構大事な視点やと思うで。

コメント