その「教育費2000万円」、高専のこと完全に無視してへんか?

「子供一人当たり教育費は1000万〜2000万円必要」

この数字、聞いたことない人おらんくらい定番になってるよな。せやけど、この数字の中身をちゃんと見たことある人ってどれくらいおるんやろか。

■ その「2000万」、実は最大値やで

あの手の試算、だいたい中身を見てみると、

「幼稚園から大学まで、オール私立。しかも大学は医歯薬系」

みたいな、教育費が一番高こうなるパターンを代表値として使うてることが多いんよな。

これ、統計で言うたら「平均値」やのうて「最大値に近いレアケース」を、さも標準みたいな顔して出してきてるだけやねん。

高専行ったらどうなんねん、という話。

■ 高専とか国公立ルート、完全にノーカンやん

高専は授業料が国立で年間23万円くらい、しかも5年間で準学士号+高い就職率、大手メーカーからの求人も引く手あまた。地方の国公立ルートも、私立文系フルコースと比べたら教育費なんて桁が変わってくる。

せやのに、あの「2000万円」試算には、こういう現実的でコスパの良い選択肢が最初から入ってへん。まるで「全部私立に行かせな親の愛情不足」みたいな空気だけが独り歩きしてるんよな。

■ 誰がその数字で得すんねん、って話

ここでちょっと意地悪な視点入れると、この「教育費不安を煽る数字」、誰が一番使いたがってるかって言うたら、

学資保険や外貨建て保険を売りたい金融機関やねん。

「お子さん一人に2000万円かかりますよ、今のうちに備えといた方が…」

という営業トークの導入として、あの数字はめちゃくちゃ都合がええ。不安を煽れば煽るほど、商品が売れる構造になっとる。数字自体が「中立な事実」やのうて、「誰かのポジショントーク」に近いもんやったりするわけや。

■ 数字は「脅し」やのうて「シミュレーション条件」やと思え

不妊の「1年ルール」のときも同じこと言うたけど、これも構造は一緒やねん。

  1. 統計上の”最大値”や”レアケース”が独り歩きする
  2. それが「平均」「標準」として伝わる
  3. 本人がその数字を「達成せなアカン基準」として受け取ってまう
  4. 不安になって高い商品を買ったり、無理な貯蓄計画立てたりする

でも実際は、進路なんて子供の適性次第でナンボでも変わる。高専でエンジニアになる子もおれば、公立から国立大学に行く子もおる。「2000万円」は、あくまで「全部盛りコースを選んだ場合の一例」に過ぎんのよな。

■ 結局どう向き合うのがええか

自営業者として資産形成やってる身からすると、こういう”煽り数字”に振り回されて、必要以上に保守的になったり、逆に焦って変な金融商品に飛びついたりするんが一番もったいない。

大事なんは、

「うちの子はどのルートに向いてそうか」を見ながら、現実的な複数パターンで試算しとくこと。

オール私立パターンだけやのうて、公立中心パターン、高専パターンも並べて、「最悪でもコレくらい、うまくいけばコレくらい」という幅で持っとく方が、よっぽど建設的やと思うで。

数字に踊らされるんやなくて、数字を道具として使いこなしたらええだけの話や、と思いますわ。

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