「金利据え置き」なのに株が下がる謎~FOMCの裏側を関西弁で解説してみたで~
「金利、据え置きやって!よっしゃ、株上がるんちゃう?」
って思った人、おらんかった?せやのに6月17日のFOMC(米国の金融政策決定会合)終わったあと、米国株は3指数揃って下落。ナスダックは2日続落やし。
「据え置きやのに何で下がんねん!」
って、わし自身もニュース見て一瞬「?」になったんやけど、調べてみたらちゃんと理由あったわ。今日はその「据え置きなのに下落」のメカニズムを、自営業主目線でわかりやすく解説するで。
■ そもそも何が決まったんか
まず結論。FOMCは政策金利を3.50~3.75%で維持。これは12対0の全会一致で、しかも事前の織り込み度はほぼ100%。つまり「据え置き」自体は誰も驚いてへんかったんよ。
今回は新議長ケビン・ウォーシュ氏が初めて主宰した会合っちゅうのも注目点やった。声明文がめっちゃ短くなって、従来の300語超から130語くらいに削減されたらしい。「先行きの指針(フォワードガイダンス)は出さん、事実だけ伝える」っていうスタイルに変えたみたいやね。パウエル前議長時代とは結構雰囲気変わったんちゃうかな。
■ ほな何で株が下がったんか
ここがポイントやねんけど、市場が反応したのは「据え置き」っちゅうヘッドラインやなくて、同時に出てきた「ドットプロット」やったんよ。
ドットプロットってのは、FOMC参加メンバー各々が「今後の適切な政策金利」をドット(点)で示すグラフ。これがね、めっちゃタカ派的な内容やったんよ。
・18人中9人が「2026年内に少なくとも1回利上げ」を予測
・そのうち6人は「複数回の利上げ」まで見込んでる
・利下げを予測したのは1人だけ
・金利見通しの中央値は3月時点の3.4%から3.75%に上昇
・コアインフレ予測も2026年末で3.3%に上方修正(3月は2.7%やったから結構な上振れ)
つまり「金利は今は変えへんけど、この先は上げる方向に傾いてるで」っていうシグナルを、市場は強烈に感じ取ったわけや。
「据え置き=安心材料」やなくて、「据え置き+将来利上げの匂わせ=警戒材料」になってしもたんやな。
■ 株式市場、こんな感じで反応した
利上げ観測が強まると、長期金利の上昇懸念につながる。んで、金利上昇に弱いのがハイテク株。実際、メタやSpaceXみたいな大型ハイテク株が軟調になって、半導体・ハイテク株全般に売りが広がったらしい。
おもろいのが、暗号資産市場の反応の速さ。主要30銘柄を追う指数が約2.6%下落して、年初来では36%近い下落になったいうから、こっちはかなり敏感に反応した感じやな。
ただ全部下がったわけやなくて、ストレージ関連(HDD・メモリー・SSD)は供給不足による価格高騰が続いてるから逆行高。HDD価格なんてもう基準値の倍以上になってるらしいし、こっちはまた別の構造的な話やね。
実際、アマゾンとかでSSDとかメモリー買おうと思たらめっちゃ高い(◎_◎;)
■ 自営業×個人投資家として思うこと
今回の件で改めて思ったんは、「決定そのもの」より「決定の裏にある今後の見通し」のほうが市場にとってインパクト大きいってことやな。
これって実は商売にも通じる話やと思うてん。例えば「今月の牛肉の仕入れ値、据え置きでいけそうです」って聞いて安心しても、「ただ来月から確実に上がりますよ」って言われたら、結局今のうちに対策考えなしょうがないやん?
市場も同じで、「今」より「次どうなるか」のほうを先取りして動くんよな。
ポートフォリオ的には、金利上昇局面で揺れやすいハイテク・半導体株を持ってる人は、しばらくこのドットプロットの「年内利上げ9人 vs 利下げ1人」っていう構図を頭に入れといたほうがええかもしれん。逆に金利に強い資産(ストレージ関連みたいな構造的需給が強いセクターとか)にも目配りしとくとバランスええかもな。
ウォーシュ新体制、今後どんなコミュニケーションしてくるか、引き続きウォッチせなアカンね。
ほな、また次の記事で~。

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